【大公開】米国株ポートフォリオ
ポートフォリオを公開するので参考にどうぞ
特に、投資を始めた初期に多くある悩みとして、
投資を始めたはいいものの、何に投資すればよいか分からない、
ということが多くいると思います。
リターンを追及して、個別銘柄で勝負する場合を除けば、
基本的に、米国株のインデックス(指数)に連動する金融商品を保有することが、限りなく正解に近いのですが、
初期のころは、それでも何を買えばよいか分からないと思います。
この記事では、私の保有している米国株のポートフォリオを公開するので、特に初心者の方にとって参考になれば幸いです。
本当に大したことをする必要はありません。
保有証券(米国株)
早速ですが、私の保有する米国株を公開します。
個別銘柄で勝負する場合を除けば、米国株のインデックスに連動するETFを保有しておけば十分です。
むしろ余計なことをしない方が、結果的にリターンが良くなる可能性が高いと思います。
現時点で5銘柄を保有しています。
上から順に簡単な説明を加えていきたいと思います。
リターン、リスク、おススメ度の観点で、5段階評価してみました。
①BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)
リターン:★★☆☆☆、リスク:★☆☆☆☆、おススメ度:★★★★☆
債券を投資対象としたETF。
ポートフォリオの守備的役割を担う。
値動きは小さく、株式の下落時には現金とともに、ポートフォリオのクッションまたは投資資金となる。
また、配当利回りも約2.5%あり、単に現金で保有するより相当良いが、流動性が劣る。
②SPXL(DirexionデイリーS&P500ブル3倍ETF)
リターン:★★★★★、リスク:★★★★★、おススメ度:★★☆☆☆
代表的な米国株式市場のインデックス(指数)である、「S&P500」の値動きに対して、+側にも-側にも日々3倍値動きする株式ETF。
このポートフォリオのジョーカーであり、諸刃の剣であり、成長のエンジン。
値動きは凄まじく、今でこそ損益+50%超ですが、2018年末の株式調整時には30ドルを切っていました。(私の記録上、$29.91、損益-35%があります。)
「S&P500」が基本的に右肩上がりで成長してきた事実を踏まえ、今後もその傾向が続くと考えるならば、+側に3倍変動するこのETFは非常に強力な武器になりえます。
ただし、その分リスクも大きいので、保有するならポートフォリオの◯%まで、というように自分でルールを作って運用するのが良いと思います。
③VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
リターン:★★★☆☆、リスク:★★★☆☆、おススメ度:★★★★☆
全世界の株式を投資対象とした株式ETF。
投資対象として、全世界に分散投資が良いのか、米国株集中投資が良いのか、延々と議論されている話題があります。
ただ、結論は何十年後にならないと分からないので、私はどっちも保有しています。
少なくとも、全世界であろろうが、米国株であろうが、何も投資していないことに比べると圧倒的に良いパフォーマンスが得られると思います。
全世界を対象に投資しようと考える場合は、このETFがおススメです。
このETFは経費も安く優秀なので、VTと現金だけでポートフォリオを作るだけで、全投資家の平均点を取ることができますよ。
④VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
リターン:★★★★☆、リスク:★★★☆☆、おススメ度:★★★★★
米国株式市場を投資対象とした株式ETF。
③のVTと対をなす米国株集中投資を考える場合におススメのETFです。
私のポートフォリオのエースで四番になっています。
このETFはS&P500ETFとは多少異なり、米国株式のほぼすべてを網羅しています。
ただし、そのリターンはS&P500ETFと大差なく、正直どちらを買っても大差はないです。
このため、S&P500ETF(VOO,IVV,SPY等)との優劣はほぼ無く、好みの問題と言えます。
端的に言うと、米国株集中投資をするなら、VTIかS&P500ETFを買っておけば間違いないです。これだけで投資家の平均点を取れます。簡単ですね。
⑤VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
リターン:★★★☆☆、リスク:★★★☆☆、おススメ度:★★★★☆
特徴は、約3%を超える配当利回りであり、株式のキャピタルゲイン(値動きによる利益)とインカムゲイン(配当金による利益)の両方が期待できます。
インカムゲイン(配当金による利益)には、その都度課税されてしまうため、投資効率の観点からは非効率になることは事実です。
しかし、毎月のように入金される配当金が、個人の投資モチベーション維持になることもまた事実です。
総資産1億円で配当利回り3%ならば、配当収入が年間300万円になります。
個人の生活費を賄うレベルであれば、十分な水準になるので、個人投資家は投資効率を追い求めなくても到達できそうなレベルです。
配当所得は「純粋な不労所得」である、という圧倒的なメリットがあります。
不労所得で生活費が賄えるなんて、考えただけでウキウキしてきますね。
(おまけ)⑥米ドル建てMMF
リターン:★☆☆☆☆、リスク:★☆☆☆☆、おススメ度:★★★☆☆
短期証券に投資する投資信託です。
リターンは、預金金利+α程度(米ドルで約1%)に過ぎませんが、下記のメリットがあります。
・元本割れがほぼ無いこと
・流動性がそこそこ高いこと
ざっくり言えば、普通預金に対する定期預金の位置づけになるでしょうか。
流動性が少々低くなることと引き換えに、利回りが上がります。
投資待機資金をプールしておく用途で活用しています。
これらの優良な米国株を保有する手順は?
上記に挙げた米国株式は、世界で屈指の優良な金融商品です。
これらの株式を保有することは、決して煩雑なことではなく、下記の手順で簡単に株式ホルダーになれます。
①証券口座を開設
②日本円を入金
③外貨決済したければ外貨に交換(省略可能)
④円貨決済あるいは外貨決済で株を買う
以上のたった4ステップです。
こんなに簡単な手順で、圧倒的に資産を築くことができるにも関わらず、大多数の人は実行していないのが現実です。
逆に言えば、米国株式を保有するだけで、周囲の人に比べて圧倒的なスピードで資産を築くことができます。
これからの日本で生き抜くためには、投資は必須のスキルだと思います。
さらに、上記の金融商品を保有すれば、投資家の中でも平均点を取ることができます。
VTIかS&P500ETFを購入するだけで、プロの投資家を含めた集団の平均点を取れるのだから、超がつくほどのハイリターンだと思います。
まとめ
米国株式投資は敷居が高いと思われがちですが、ETFに投資するのであれば、購入した後に基本的には放置すれば良く、それをするだけで年5%前後のリターンは期待できます。
これは、プロの投資家を含めた集団の平均点に相当するリターンになります。
逆に、頻繁に売買するプロトレーダーや自称プロのトレーダーのうち約半分の人は、放置プレイしている私のような投資家に負けてしまう、悲しい現実があります。
投資でリターンを上げるために、自分の時間やお金を投入する選択が、果たして正しい選択なのか、一度考えた方が良いと思います。
どんだけ個別銘柄に詳しくなったとしても、半分の人はインデックスに負けます。
また、これはあくまで単年での話なので、インデックスに勝ち続ける投資家は20-30%まで減るのではないでしょうか。
事実として、投資のプロが運用するアクティブファンドの大半は、市場に連動するインデックスファンドに敗れてきた歴史があります。
大半のプロが破れてきているのに、あえて個人がインデックスに勝負を挑む必要がありますか?
率直に言って、無謀な勝負を挑んでいるようにしか見えませんよ。
ただ、それでも個別銘柄で勝負したい人を止めるつもりはありません。
この記事で伝えたいことは、
個別銘柄でかっこよく投資している=市場平均を上回るリターン
では無い、ということです。
個別株で運用している人は、かっこいいし、それっぽいことも言っていますが、半分の人は市場平均に負けています。
それを踏まえたうえで、個別銘柄で勝負したい人は、勝負すべきです。