米国株投資で資産1億円奮闘記

20代から米国株投資、節約、健康維持で経済的自由を目指すブログ。資産1,100万円を突破!(2019/12)

【地球に投資できる】バンガードトータルワールドストックETF(VT)

VTは全世界8,000銘柄に投資する米国ETF

バンガードトータルワールドストックETF(通称:VT)は株式ETFです。

概要は下記になります。

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【VT】ETF情報(出典:SBI証券
  • 投資対象:全世界(先進国+新興国)の株式8,000銘柄
  • 分配利回り:2.28%
  • 経費率:0.09%

まずは、投資対象について、VTは全世界(先進国+新興国)の株式になります。

市場が成熟し安定したリターンが得られるアメリカ等を含む先進国株式に加え、経済の成長が著しい新興国株式にもVT一本で投資してくれます。

まさに、「地球」そのものへの投資といった感じでしょう。

米国に集中投資ではなく、全世界への分散投資を志向する投資家にとっては、文句なしの銘柄になります。

  • VT=「先進国」+「新興国」=”地球丸ごと”
  • 全世界への分散投資を志向する人にベスト

むしろ、全世界の株式に分散投資するのなら、このVTと現金を少し保有するだけで十分なリターンとなります。

銘柄も8,000に分散されているので、個別企業リスクは無いといって差し支えありません。

次に、分配利回りについて、2.28%となっています。

高配当の株式に特化したETFではありませんので、3-4%は期待できませんが、インカムゲイン(配当金による益)も少ないながらも期待できます。

キャピタルゲイン(値動きによる益)も含めて、トータルリターンに期待の持てるETFです。

最後に、経費率は0.09%です。

数年前は0.14%程度だったと記憶していますが、年々経費率が下がってきています。

既に0.1%を切る水準となっており、この経費率で全世界の株式に分散投資できるので、相当に低コストと感じます。

10年チャートとポートフォリオでの役割

下の図が、VTの10年間のチャートになります。

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【VT】10年チャート(出典:SBI証券

10年前は、40-50ドルだったのですね。2020年現在は、80ドルに到達しています。

10年間でおおよそ2倍と、順調に成長しています。

チャートも多少の浮き沈みが見られますが、ほとんど右肩上がりですね。

ただ、この10年間は好調な相場環境であったことを忘れてはいけません。

VTは株式ETFなので、相場の調整時に10-20%、下落局面では最大50%程度の下落を覚悟する必要があります。

長期間で投資をする場合は、必ず調整局面に出くわすことになるので、無理にポジションを大きく取りすぎず、自分のリスク許容範囲で保有することが肝心です。

また、VTはポートフォリオの主力にできる銘柄です。

全世界への分散投資を志向する場合において、間違いなくポートフォリオの大部分を担える銘柄でしょう。

世界が資本主義の下で成長する限り、VTも同等以上に成長することが期待できます。

VTは全世界株式投資の主力となる銘柄

このETFについて主観的評価をしました。

リターン:★★★☆☆、リスク:★★★☆☆、おススメ度:★★★★☆

リターン:★★★☆☆

前述のとおり、大きなインカムゲイン(配当金による益)は期待できません。分配利回りは2-3%程度です。

一方で、全世界を対象とした株式ETFですので、キャピタルゲイン(値動きによる益)は、年率3-4%程度見込めます。

トータルリターンとして、5%程度が見込めるでしょうか。

短期間で億万長者となることはできませんが、長期間にわたって資産形成を志すには、十分なリターン水準と言えます。

VT一本を保有するだけで十分なリターンが期待できますから、良い投資環境になっていますね。

リスク:★★★☆☆

株式が投資対象になるため、リスクもそこそこあります。

特に株式の調整時で10-20%、下落時で40-50%程度、下落する可能性があります。

ですが、個別銘柄リスクは無く、マーケットリスクのみなので、個別銘柄に投資することに比べると、穏やかな水準となります。

また、新興国株式のリスクは、先進国株式に比べて、大きい傾向があります。

株式の価格は、新興国の成長に対する期待込みで値が付いているので、仮に成長したとしてもそれが期待通りでなかった場合、株価は落ちてしまいます。

それが新興国株式への投資で難しい点なのですが、VTに投資すれば、そんな難しいことは考える必要もなく、それなりのリスクに落ち着きます。

 

おススメ度:★★★★☆

VTは間違いなく、全世界株式を志向する場合の主力になれる銘柄です。よって、★4つとしました。

万人におススメできる銘柄であると同時に、大多数の投資家よりも良いパフォーマンスを得られる銘柄です。

長期投資をする場合、リターンは申し分なく、リスクもマーケットリスクに限られます。

マーケットが下落する中で、逆に株価を上げる銘柄のみを選別できる能力をお持ちなら、即刻プロトレーダーになるべきでしょう。

市場連動ETFでチマチマ資産を増やす必要がありません。

そのような方こそ、VTよりも良いパフォーマンスを得ることができる一部の投資家なのです。

 

個人的な保有状況

私はポートフォリオを、下記(何となく)の割合で構成しています。

この中で、全世界株式の中心選手は、間違いなくVTです。

  1. 現金・債券 20%
  2. 全世界株式 30%
  3. 米国株式  50%

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【VT】ポートフォリオの構成

投資額は約40万円で、全ポートフォリオの約5%になります。

投資信託楽天VTなど)とETFの合計で、全世界株式を構成しているので、VT単独だとこの程度でした。

2018年につみたてNISAが開始されるに際して、日本の投資信託の信託報酬がグッと下がり、0.1-0.2%程度は当然の水準になりました。

これを受けて、ETFを直接保有するメリットは薄くなりましたので、無理にVTを買い付ける必要性はあまりないかも知れません。

投資信託と米国ETFの組み合わせで保有できれば問題ないですね。

全世界株式:30%の内訳

  1. 投資信託楽天VTなど):25%
  2. 米国ETF(VT):5%