米国株投資で資産1億円奮闘記

20代から米国株投資、節約、健康維持で経済的自由を目指すブログ。資産1,100万円を突破!(2019/12)

【安定した不当所得】バンガード米国トータル債券市場ETF(BND)

BNDは米国債券に投資するディフェンス銘柄

バンガード米国トータル債券市場ETF(通称:BND)は債券ETFの王道銘柄です。

概要は下記になります。

f:id:torretsu:20200210154851p:plain

【BND】ETF情報(出典:SBI証券
  • 投資対象:米国の投資適格債券市場全体
  • 分配利回り:2.67%
  • 経費率:0.04%

投資対象が米国の債券ということもあり、値動きは非常にマイルドです。値動きが少ないということで、ポートフォリオの守備的な役割を担うのに適しているといえるでしょう。

また、分配利回りは2.67%で、約2-3%は少なくともあります。高配当というほど高くはありませんが、安定してインカムゲイン(配当金による収益)が得られる銘柄になります。

そして、経費率は0.04%と低コストです。さすがのバンガード社です。

10年チャートとポートフォリオでの役割

下の図が、BNDの10年間のチャートになります。

f:id:torretsu:20200210155355p:plain

【BND】10年チャート(出典:SBI証券

債券ETFというだけあって、値動きは80ドル前後をウロウロしており、78-86ドルの範囲内で収まっています。

株式の暴落時にはこの値動きのマイルドさが、ポートフォリオのクッションの役割を担ってくれます。

逆に言えば、キャピタルゲインを狙う銘柄ではない、ということです。

使い方としては、ポートフォリオに一定割合保有しておき、株式の暴落時にBNDを切り崩して株式に投資資金を回す、という使い方が考えられます。

なので、普段は配当利回り2-3%を生み出しつつ、株式暴落時には投資資金になりうるので、まさに守備的な役割を担います。

分配金が年12回

BNDからは年間12回、分配金が振り込まれます。

f:id:torretsu:20200210165626p:plain

【BND】分配金履歴(出典:SBI証券

図中の分配金は、1単元あたりの分配金額を示しています。

つまり、BNDを1単元保有した場合、年間で2.2ドルの分配金を得ることができます。

BNDからの分配金は毎月のように受け取れるため、投資額の増大に伴って不労所得の増大を感じることができます。

また、値動きも安定しているため、あといくら投資すれば分配金がどれだけ増える等の見通しは立てやすいです。

おススメ度

このETFについて主観的評価をしました。

リターン:★★☆☆☆、リスク:★☆☆☆☆、おススメ度:★★★★☆

リターン:★★☆☆☆

キャピタルゲイン(値上がりによる益)は期待できませんが、インカムゲイン(配当金による益)は2-3%期待できます。

リスク:★☆☆☆☆

キャピタルゲインに期待できない分、値動きは安定しているので、リスクは比較的小さいといえます。

むしろ、BNDのリスクを気にするよりも為替のリスクの方がよっぽど大きいでしょう。

おススメ度:★★★★☆

ポートフォリオの主役になるほどの爆発力はありませんが、非常に安定した素晴らしいETFです。守備的な役割を担ってくれることを期待して、一部資金を振り分けることをおススメいたします。 

個人的な保有状況

私の米国投資ポートフォリオの中にも、BNDは一定の割合で組み込んでいます。

保有目的は、次の通りです。

  1. ポートフォリオ内の現金・債券枠
  2. 株式暴落時の投資資金

f:id:torretsu:20200208103819p:plain

BND保有状況

 債券ETFは、様々な目的で保有することができます。

真の価値は、株式の暴落時に発揮すると想定されます。

現時点での強気相場では、ポートフォリオの足を引っ張っているように感じますが、今は安定してキャッシュを積み上げておけば良いです。

株式の相場は何年かに一度は乱れるものです。

その際に、BNDが積み上げた現金を投資資金に変身させ、株式を安値で購入することが、その次の強気相場での成長のエンジンとなります。