金融資産1,000万円は経済的自由への第一の壁
第一目標として、金融資産1,000万円を目指しましょう。
経済的自由を目指す道のりは険しく、そして長い道のりです。
最終的な目標ははっきりしているものの、あまりに長い道のりの道中には、時には見失い、時には脇道に反れてしまうこともあるかもしれません。
そんな時には、数年~5年で達成できる中間目標を立ててみることがおススメです。
最終的な目標への道のりの中間に目標を立てることで、正しい道を進みつつ、自身のモチベーションの維持に役立ちます。
金融資産1,000万円を最初のゴールとして走ってきた
私も資産形成の最初期は、ご多分に漏れず、自身のモチベーションの低下と闘いながら走ってきました。
(まだまだ序盤戦ですが。)
特に、最初期(資産数百万程度)では投資をしていてもリターンの絶対額なんてたかが知れているし、そんなちっぽけなリターンのために下落するリスクを背負わないといけないし等々、様々な葛藤と闘うことになります。
そんな葛藤に打ち勝つために、私は最初の目標として、
「金融資産1,000万円まで全力で走る」
を掲げて走ってきました。
なぜ、「金融資産1,000万円」が程よい目標になるのでしょうか。
①1,000万円は簡単ではない
第一に、「金融資産1,000万円」という金額は、簡単に確保できる金額ではありません。
収入をアップあるいはきっちり働くことに努めながら、支出を管理しなければ到底到達できません。
特に、支出の管理は数年~にわたって続ける必要があり、ちょっと我慢する程度の節約への意識では不十分です。
生活の中に節約を習慣化させ、継続的に取り組むことが必要なのです。
これは、収入の多い少ないによりません。
当たり前ですが、収入をすべて使いきる人はお金を貯めることができず、また、収入の高い人は支出も高い傾向にあるからです。
よって、「金融資産1,000万円」というのは、収入と支出の管理を複数年にわたって取り組み続け、節約を習慣化し自律できた人が辿り着ける金額と言えます。
逆に、「金融資産1,000万円」に到達できた際には、すでに支出の管理が習慣化されているため、今後の更なる資産形成が可能になる体質になっています。
②投資の旨味が出てくる
次に、「金融資産1,000万円」になると「投資の良い所」が見えてきやすくなるからです。
正直なところ、1,000万円に到達するまでは、投資をしようがしまいが資産形成のスピードに大差はありません。
(投資に慣れているか、慣れていないの点では、天と地ほどの差がありますが。)
余程、相場に恵まれ、含み益が多く出ている場合を除けば、ほとんど変わらない状態でしょう。
ところが、金融資産1,000万円を超えてくると、事情は変わってきます。
例えば、配当利回り3%の銘柄(ETFでも存在するので十分可能な数字)に投資したとすれば、年間30万円の配当金を受け取れます。
これって、一般的なサラリーマン給与の1か月分くらいに相当しますよね。
つまり、自分の給与1か月分をお金が働いてくれたことになるのです。
結構でかいですよね。
それほど「金融資産1,000万円」は投資においてもパワーを発揮してくるのです。
逆に、この程度の資産にならないと投資をしている実感はほぼ湧かない可能性もあるので、
”貯金の”目標として、「金融資産1,000万円」は程よいのです。
まとめ
まずは、「金融資産1,000万円」を目標にしてはいかがでしょうか。
金融資産1,000万円は、下記の理由から、程よい目標になります。
節約・貯蓄の習慣化ができる
投資の旨味が出てくる
投資でウハウハしたい方は、資産1,000万円からがスタートみたいなものです。
・資産1,000万円までに身につけた節約の習慣
・投資から得られるリターンの恩恵
この2つの武器を力いっぱい振り回して、ひたすらに継続することが経済的自由への唯一の道です。
私もがむしゃらに走ってきて、ようやく1,000万円に到達しました。