【資産形成したい初心者必見】投資計画2020
2020年も始まり、早1か月経ちました。
未だに今年の投資計画をロクに立てておらず、よろしくないということで、
- 投資する金額
- 投資対象(アセットアロケーション)
をざっくりと考えてみました。
投資計画の手順
再三、言われることですが、投資をするにも”元手”を確保しないことにはどうしようもありません。
ここは、資産形成の大原則である、
資産={(収入-支出)×運用}×期間
に従って、下記の手順に従って計画していきます。
- 損益(=収入-支出)を決める
- 無リスク資産(=預貯金)とリスク資産(=投資資金)に振り分ける
- 投資資金の範囲で、投資対象(アセットアロケーション)を決める
- ひたすらに続ける
①損益計画
まず第一に、損益(収入ー支出)の計画を立てます。
ここで大事なのは、無理な計画を立てないことです。
無理な計画を立てると、投資に資金を振り分けすぎて預貯金が減ることになったり、預貯金の減少を恐れて投資を中断してしまうことになりかねません。
これでは、計画倒れも良い所なので、実現できるレベルを見極めて計画を決めることが大切です。
では、損益において、実現できるレベルはどう決めるのか?
一番シンプルかつ合理的なのは、昨年1年間の実績から決定することです。
要するに、昨年の損益額をはじき出し、その数値に近しい数値を今年の損益計画にすれば良いのです。
ただし、昨年に何らかの臨時収入や臨時支出(大きい項目に限る)があった場合には、昨年の損益実績が自身の実力を表していない可能性が考えられるため、それらを踏まえて合理的に判断してください。臨時収入や臨時支出は無かったものとして考えるのが良いです。(本当に”臨時”かどうか良く考えて。特に支出は。)
(私の)損益計画2020
前置きが長くなりましたが、私の損益計画2020は下記のとおりです。
2020年の損益計画は、(年間)2,400,000円、(月間)200,000円、としました。
これに決定した根拠は、次の2つです。
- 2019年の損益が(月間)238,000円だったこと
- 臨時収入も臨時支出も特に無かったこと
- 昨年実績の80~90%で計画したかったこと
あとは、(月間)200,000円の数字のキリが良かっただけです。
昨年実績の84%で予算を立てたので、余程の支出増加が無い限り問題なく達成できると思います。
限界まで損益を高めることをすれば?と思うかもしれませんが、
一番重要な事は、”継続すること”なので、
緩すぎず、達成できる範囲で目標を設定しておくことが肝要です。
目標を達成できず、途中で挫けてしまっては、何の意味もないですから。
加えて、過度な期待も禁物です。
無理のない範囲で設定すれば十分と思います。
②無リスク資産とリスク資産への振り分け
①で損益の計画を立てたら、次はその資金の振り分けを考えます。
ただし、全額をリスク資産(=要するに投資)に振り分けるかは、慎重に考えなければなりません。
リスク資産は、”リスク”があります。価格変動します。預貯金に比べて現金化する手間もかかります。
リーマンショックのように、リスク資産が大幅に減る中で、市場から退場せずに踏みとどまれますか?
地震等の自然災害があったとして、その日の資金が必要になったらどうしますか?
そのために、無リスク資産(=預貯金)を確保するのです。生活防衛資金と呼ばれることもあります。
無リスク資産は、”絶対に”投資に回してはいけません。
また、価格変動のない預貯金としておくことが鉄則です。
生活防衛資金の金額は、諸説ありますが、
基本的には自身の月間生活費を何か月分確保するかになります。よく推奨されているのは、3か月~2年の範囲くらいでしょうか。”0でよい”は流石に推奨されません。
無リスク資産(生活防衛資金)=生活費× 3~24か月
(私の)資金の振り分け
私の損益(月間20万円)のリスク資産への振り分けは、下記のとおりです。
私の場合、無リスク資産(=生活防衛資金)は、生活費の12か月分としています。
月間生活費は多めに見積もって、25万円なので、
無リスク資産は300万円になります。
無リスク資産=生活費×12か月
生活費=25万円(多めに見積もり)
よって、無リスク資産=25×12=300万円
私の場合、すでに300万円を生活防衛資金として確保できているため、2020年の損益から振り分ける必要はありません。
全額をリスク資産に投入じゃ!(良い子はマネしないように。)
参考までに、2019年11月末での資産状況です。
③投資対象(アセットアロケーション)の決定
②までで、リスク資産への投資金額が決まっているはずです。
生活防衛資金の確保はしましたか?
巷では、「貯蓄から投資へ」なんてスローガンが叫ばれていますが、
「貯蓄(を確保して)から、(余剰資金で)投資へ」
が、あるべき姿だと思いますよ。
行間を読む力ですな。
さて、ここまで来たら、投資資金の中で、何に資金を投入するかを決定します。
アセットアロケーションを決める、ということです。
具体的な振り分け先は、現金、債券、株式、不動産、FX、仮想通貨…などなどあります。
一番のポイントは、「現金」を組み込むか否かです。
無リスク資産も確保したうえで、また現金を持つの?ということですが、
無リスク資産を絶対に投資に回さない、と考えるなら、
リスク資産の中にも現金を持った方がよいし、
場合によっては無リスク資産からリスク資産に回しても良い、と考えるなら、
リスク資産の中に現金は不要かもしれません。
無リスク資産をリスク資産に、
- 絶対に回さない → 現金いる
- 場合によって回す → 現金いらない
なぜ、上記のように考えるのか?というと、
リスク資産(投資)が日々の価格変動の中で、下落する局面が必ずあります。
その時に、狼狽して売却してしまうのか、追加で投資できるのか、によって長期的な資産形成に大きな影響があるからです。
当然、長期的に上昇が望める資産(例えば、米国株)であれば、下落は一時的と考えられるので、下落局面でお安く仕込みたいのです。
お安く仕込むためには、当然資金が必要なので、無リスク資産からリスク資産に資金を回すのか否かによって、リスク資産の中に「現金」を持つか否かが変わるのです。
この辺りは、個々のリスク許容度や考え方、管理の仕方によって変わり、また正解もないので、個々の好き好きと言えます。
(私の)投資対象・アセットアロケーション
ということで、私の投資対象は下記のとおりです。
私は、無リスク資産はリスク資産に
絶対に回さない派
のため、リスク資産の中にも「現金」を確保しています。(目標20%)
こっちの方が管理が楽に感じるためです。
目標に対して、大幅に多く現金を確保していますが、理由は下記です。
- 基本的に上昇する「株式」を保有するため「現金」が減る傾向
- 隙あらば株式を買い付けるための資金
また、投資対象は、
- 現金(20%)
- 全世界株式(30%)
- 米国株式 (50%)
としています。全世界の中には、当然米国も含まれるわけで、厳密に分ける必要もないのですが、米国以外にも一定割合投資すると決めたので、このような管理になります。
また、通常の特定口座以外にも下記を利用しています。
投資を始めるうえで、積極的に活用すべき制度になります。
これらをフルに活用した結果、
- 現金:91,000円
- 全世界株式:42,500円
- 米国株式:66,500円
以上の投資対象(アセットアロケーション)になりました。
「現金」が多いので、逐一投資(主に米国ETF)していくことになりそうです。
④ひたすらに続ける
ここまで来たら、後は何もすることはありません。
ただ、ひたすらに続けること
雨の日も風の日も暑い夏も寒い冬も1年間続けるのみです。
手間は、投資信託の購入は積立設定をするのでほとんど掛かりません。現金比率に注意しながら米国ETFを購入するだけ、の簡単なお仕事です。
市場が良いも悪いも関係ない。
20年後はきっと今よりももっと良いだろう、と期待するのです。
まとめ
①損益を決める
Point:無理ない範囲で!
②無リスク資産とリスク資産への振り分け
Point:「貯蓄(を確保して)から、(余剰資金で)投資へ」
③投資対象(アセットアロケーション)を決める
Point:下落時に買い増しできる資金確保を!
④ひたすらに続ける
Point:気絶しておくことが望ましい
2020年の株式市場がどうなるかなんて知りません。長期的な視点(20年超)で考えて、良くなるだろうと考えるから投資するのです。